2012年8月16日木曜日

れっすん28

母に夏休みはない。
イオスにもない。
夏の特訓だ!
というわけで?1週間という最短間隔でレッスンに行く。

「集中力」の強化特訓だ!

「イオスをアジリティをやっているリンクに入れるよ」
(はい?)

まずは少しだけ歩行訓練。
ノーリードでリンクを自由に走らせる。
母に最初はくっついていたイオスはすぐに本領発揮。
倉庫の裏なんざに行く。
「イオス~おいでっ」姿の見えないイオスを呼び戻す。
ウォーミングアップ終了。
いよいよ・・本題だ。

前々回まではリンク内にイオス、外にお座りさせたワン。
先生んちのボーダーちゃんにフリーのイオスを近づけて呼び戻し。
前回はリンク外にイオス、中でアジリティ。
それでもただでさえないイオスの集中力はズタズタだった。
それを鼻先を走り抜けるボーダーちゃんにガマンできる訳ない。

お相手に選ばれたのは超美形ボーダーちゃん。
ハンドラーはかわいいお姉さん。
イオス的にはドストライクである。
先生、よくわかっている。

リンク内の椅子に母が座り、イオスを伏せをさせる。
アジのレッスンが普通に始まる。
母はいつも(かっこいいなぁ)とぼ~~っと見ているが
今日はボーダーちゃんを目で追い、イオスをチラチラ見て
イオスが動いた瞬間「ダメ!待て!」と声をかける。
それでもイオスが止めなければ、リードを引く。
それでもダメなら立ち上がって、イオスを釣り上げ、マズルを持つ。

もちろんアジに集中しているボーダーちゃんはイオスなんざ目もくれない。
イオスの鼻先50㎝を綺麗なコートをたなびかせ疾走する。
あ~~~かっこいい!きれい~!
「こらぁ~っ!!! イオスっ! まてぇ!」
(はぁ・・・道は遠い)

上手に待てたときはオヤツをあげる。
今日は久々にミルクボーロ。
赤ちゃんの時から大好きだよねっ。
ペッッ。
吐き出しやがった・・・
(けっ。こんな子供っぽいオヤツなんざいらねぇよ)
とでも言いたげなわる~~い顔をする。
近くで見ていたアジ組さんにウケる。

何度も立ち上がり、そのたびに叱られながらも、走り出すことなく終了。
これも成長?
イオスを叱るタイミングを母を掴ませるためのレッスンでもある。
そちらも時々、褒めて貰えるようになった・・(グッ)

その後、そのままボーダーちゃんはイオスのレッスンに付き合ってくれる。
お座りしているボーダーちゃんの30㎝ぐらい前を通り過ぎ、
母は通り過ぎた瞬間、Uターンして、「イオス、おいで!」と呼びつける。
母が先行するから、母がUターンする時、
イオスはボーダーちゃんの真ん前、鼻と鼻がくっつくぐらいだ。
けど、母が「おいで」と言っているんだから来なきゃいけない。
イオスは最初無視しようかどうしようか迷って、
母の顔とボーダーちゃんを見比べていた。
「イオス。おいで」ドスを利かせて、再度コマンドをかける。
(はぁ~~仕方ないでしゅ・・)残念そうに駈けてくる。。。

来てからじゃなくて、
こちらに走り始めたところで「いい子!お利口さん!」と褒めちぎる。
このタイミングがやっとわかった。
行動を起こし始めたところで、「それでいいんだよ!」って
確信を持たせてあげないといけないんだって。

何度も繰り返すが、イオスはちゃんと戻ってきた。
しかし、問題は母の方。
リードの持ち方をそのたびに注意される。
相手は自分の犬のことも、イオスのこともよく知っているハンドラーなのだし
先生だって大丈夫って思っているんだから
大船に乗った気で、もっとリラックスすればいいのに、
「もっと力抜いて!リード緩めて」と同じことを言われる。
自分では十分にリードを緩めているつもりなのに
いつの間にかリードを引いているみたい。
「飼い主さんが怖がってるからだめなんだよ。怖くなんかない。
もし、行きかけたら、ガツンと引けばいいだけなんだから。」

ズバリだ。
母はイオスがリード付きの時=散歩で他犬に近づくのが怖い。

気を配りながらも、リードはあくまでゆったりと持つ。
タイミングさえ間違わなければ、ちゃんとイオスを制御できる。

ボーダーちゃんもお姉さんも嫌な顔もせず、付き合ってくれた。
いつか・・・いつか
イオスがこういうレッスンで、誰かの役に立てれるようになれるといいなぁ。
いつでも、喜んで、付き合おうと思う。

お母さん、ぼくをもう少し
しんようしてもいいかと・・・・
できるかぃ!






4 件のコメント:

疾風 さんのコメント...

なかなかナイスなコンビですね!ちょっと笑っちゃいました。

タビ介 さんのコメント...

疾風さん
イオスと母のコンビ?
このコンビは
天然のボケのイオスと突っ込みの母かな?

teru さんのコメント...

そうなの、私も信用してもいいかと思うけど
やっぱり公道では知らないわんこもいるから
必然と注意を払いながら散歩するし
リードも引っ張る。
なにかあってはいけないから
用心にこしたことないのだけど
大型犬って難しいよね。
自分の犬が出来ていたとしても
向こうが出来ていない場合
こっちも釣られることありだもん。

タビ介 さんのコメント...

teruさん
レッスンではお相手はあくまで
躾の行き届いたわんこ。
イオスがヘロヘロ行っても全く動じない。
イオスがここまで来るのは先が長いからさ
私が引っ張るタイミングを会得する練習なんだけど、自分の反射神経も信用できないから引っ張っておく感じ?になるんだよね。
引っ張り続けた状態だと、何が悪いか
犬がわからないよって言われるけど
なかなかねぇ~~~