呼ばなくても戻ってくるようになったイオス。
ディスク自体はやることがわかってきたみたいだ。
光明が見えたはずだった。
しかし・・またリンクから脱走。
2ラウンド目。
はじいてしまった3投目を自分で拾って咥えて戻りかけたイオス。
なんか、ヘンだ。迷いがあるっていうか・・途中で入口方向へずれていく。
「ダメ!」「おいで」
叫ぶ母とJr.を無視して、リンクを飛び越えた!
入場口近くで談笑しているボーダー軍団へ入ろうとしたが
入口にいたk-9スタッフの方が待ち構えていて引き離されると
自らリンクへ飛び込み何事もなかったかのようにJr.に次を催促した。
次のペアはボーダー軍団よりもうんと入口から離れていたから
イオスは近づかなかったから、幸いだった。
イオスとリンクに向かうJr.が
「イオスが気にしているから、そっちに出るかもしれない。入口にいて」と
言ったけど、初参加で飛び出したのは競技終了後だったから
反対の出口で呼んだ方がよくないかと思って出口側で待機した。
その段階で母は他のワンコを目前にしても
「ダメ」「ついて」でちゃんと座って待てたから・・と過信していた。
午前中のように散歩中でなく、ディスクでテンションが上がって
「ハイホー 次はあの子たちと遊ぶもんね」ってなったら
母のコマンドなんて、全く効かないってことだ。
母の「ここまで出来るようになった」っていう気持ちは木端微塵。
Jr.もいいキャッチが出来たのに、無言で片付けを始める。
リンクアウトは予想できたてたし、Jr.の言う通り母が入口にいたら
飛び出す前に止めれたかもしれないんだから・・不機嫌なのもわかる。
スタッフの方には「すみません」と謝った母。
この時・・・ボーダー軍団には・・なんか釈然としない気持ちがあった。
イオスの順番が来る前からずっと気になっていた。
イオスの出た初心者クラスは最後で、他のクラスは競技が終わっていた。
ほっとしたところで、仲間で楽しく談笑するのって楽しいよね。
でも、入口から2mぐらいのところで、5-6匹で固まって談笑してたら
これからのわんこ=イオスは気になるから、止めてくれないかなぁ~って。
入口近くで屯うのはマナー違反じゃないの?って。
でもスタッフが注意しなかったんだから、許容範囲なんだろう。
そもそも・・・人様がどうとかって話ではなく
躾というか訓練がなってないってことじゃないか!ってこと。
だけど・・・・
過信してなかったら、対策をなにか出来たんじゃないかっていう後悔が・・・
リンクに入る前にちゃんと
「イオスがあの軍団を気にしています。リンクを出る可能性があるんですが
どうしたらいいですか」と初心者らしくちゃんと聞けばよかったのでは?
気にするのが分かっていたんだから、その軍団の犬に挨拶させて
戻して、待てをかけて行ってはいけないときちんと注意をすべきだった?
でも・・そんな時間はなかった。
つまり、もっと前からバリケンから出してリンク周りをウロウロした方が
よかったのか?
実は
戻る方向がずれかけた時でも、まだ、結局は戻るって気がしていた。。
それがダメでここ1ヶ月、練習してきたことが木端微塵になったって思ったが・・・・
他のわんこを気にしてはいけない場所だという事は理解できてなかった
いつでも、どこでも、同じことが出来なかった。
もともと木端微塵になるものなんて何にもなかったんだよね。
「心の勉強」の道がそんなに簡単なものなわけない。
母は一からやり直せばいい。
けど・・
Jr.が懲りずにまた出たいって言ったらどうしたらいいんだろう。
初回にリンクを飛び出し、次のペアのわんこに飛びついたイオス。
次のペアはワンコが動揺したので順番が変わった。
本当に申し訳なくて、親子で謝りまわった。
そんなことも初回出場の1歳と中学生ペアということで、
先方にも「大丈夫ですよ」って言ってもらったし、
スタッフもこんなこともあるよって感じだった。
2回目はキャッチもまぁまぁ、リンクも飛び出さず・・いい感じだった。
気をよくして出た3回目、またもやリンク飛び出し。
K-9にブラックリストがあったら確実に載ってるだろうな。
Jr.は楽しみにしてるし、脱走もそれほど気にしていない。
続けさせてあげたいけど・・・
「もう出したくない」って言うのが今の本音だ。
しかし
「リンク脱走が怖くて出さない」っていうのも違う気がするし・・
「どんな状況でも、絶対にその時コマンドを出している人に集中する」
その道のりの遠さに・・
いや、そんな高尚な気持ちより・・
「どうして、ウチの子だけ出来ないの」っていう落ち込みが本音だ。