22日はJr.最後の舞台だった。
「That's Jr.」という感じの彼らしい曲で彼の世界を演奏できて、結果以上にいい演奏だったかな。
と親ばかながらおもった。
これからも、音楽を楽しんでほしいな。。
2歳半からのリズム教室をいれると15年半
鍵盤に初めてさわった3歳から14年。
よくぞ続いたもんだと親ながら感心する。
なんといっても、先生たちと仲間に恵まれたものね。。
ほんとうに幸運な出会いと楽しい時間だったと思う。
あなたはとってもラッキーだったんだよ。
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母、最期の作品=楽譜貼り |
ここからはひとりごとです。
まぁ、親心の区切りってことで、ちょっと思い出話というか、ひとりごとです。
1度だけ、楽典が難しくなって「もう無理」って言ったけ。
でも、このレッスンだけは行こうねと行ったレッスンが終わったら、何事もなかったことになってた。
泣きそうな顔して、遅刻して行ったのに、一転、笑顔で出てきたのには「???」だった。
「わからないことは聞けばいいんだよ。って言っておきました~」って先生は笑ってたけど。
その1回だけで、あとは、高校入試の前の日すら、レッスンに行ってたなぁ~。
行かない方がリズムが狂うとか言って・・・。
小さいころこそ、一緒に宿題したりしたけど、小学校入学したころからはすべて先生方に任せて、
母がやったのは・・・「楽譜貼り」と
他のお母さんと楽しく衣装決めたり、楽しくランチしたり、楽しく立ち話したりだけだったなぁ。
Jr.はちょっと変わった子で、リズム教室でも、マイペースっぷりは冷や汗ものだったが
周りのお母さんたちにも暖かく見守っていただいた。
先生たちも程々、Jr.の突然の発言やらで進行を止められてご迷惑をだったと思うけど
いつも「楽しいからいいですよ」って言っていただいて、救われていた。
鍵盤を触るクラスに変わるとき「この先生で」と紹介されたクラスに入ったのだが
この先生にその後、今に至るまで15年お世話になっている。
和音の練習が宿題の時に、勝手に和音探しをしだした時は
「へぇ~新しい音見つけたね。みんなも見つけてみよう~」
和音の書き方練習ノートに歌いながら思いつくまま音符書いたときは
「Jr.くんが書いた曲はね・・・・ほら、弾くとこんなふうなんだよ」
課題曲をわざと1音づつあげて弾いたときは
「こういうの、移調っていうんだよ。こんどはミで初めるの練習してごらん」
「課題そっちのけですみません」と謝る母に
「今は音楽ってたのしいって思うことが大事なので、楽しければいいですよ」と言って頂いた。
親子グループレッスンだったから、他の親御さんに申し訳なくて身が縮む思いだったけど
「Jr.くん、面白いよ~。」っていつも笑ってくれて救われた。
このグループはみんな高3まで続けた子が多くて、
高校生になっても、アンサンブルで発表会に自主出演してた。
もうこの先生について行こう!と思ったのに
ピアノを見に行った楽器店で、エレクトーンをみて「ボク、これがいい」
個人レッスン開始の直前に、先生に「ピアノじゃなくて・・」とお断りすることになった時も
「エレクトーンはこの先生なら、大丈夫と思う先生がいるから」と紹介して頂いた。
エレクトーンの先生には、ほんとうにJr.の個性を大事にして頂いた。
半年ほどで、順にこなすはずの練習曲集を「つまんない」と言った彼に
「わかった。下のお店で、ここに8とか9って書いてあるやつから好きなの選んどいで」
それ以降、15年、Jr.が習う曲を選ぶというトンデモないレッスンで
発表会の曲もJr.が「これが弾きたい」と言った曲。
時にはCDしかない曲を、いっしょに楽譜を起こすところから教えて頂いた。
普通に、先生が準備した曲を弾かせた方が何倍も楽だったはずなのに、
いつもJr.の「これがいい」を聞いてくださった。
教えて頂いた先生たちのほかにも発表会でお会いする先生たちにも
お会いするたびに声をかけてもらうなど、なにかと気にかけて頂いて励みになったと思う。
グループレッスンで一緒になったお友達とは生月の関係で1年遅れの学年だった。
男の子だちはなにかと手のかかる弟分を気にかけてくれいいお兄ちゃんになってくれた。
特に高校進学のときは、母の言うことも、先生の言うことも聞かなかったJr.を
迷路から引き出してくれた。
行きたい高校が学区になく、
「この高校に行くしかないじゃんか」と自暴自棄ともいえる状態だった彼に
学区外の高校へ前期試験で挑戦するという道へ背中を押してくれたのも彼ら。
すでに高校生になって、レッスンもなかったのに、わざわざ会いに来てくれた。
「どこの高校へ行けとは言えないけど、今のお前じゃどこへ行ってもダメだ」
って言われたと母につぶやいて「学区外へ行こうかな」と自分で決めた。
すでにクリスマス。試験は2月初め。流石に間に合うのか?とは思ったけど、
幼馴染の厳しい一言は、なにかがあったみたいで、よく頑張ったよね。
この話、2人とも、覚えてないって言ってるけどね~。
この15年半で、音楽以外に、たくさんたくさん、いろんなことを学んで吸収してきたと思う。
Jr.はつくづく、みんなに育ててもらった子だと思う。
彼にかかわってくださったお友達、先生方、お母さん方にこころから感謝しています。
そして、Jr.にも、今はまだ、自分がいかに幸運だったかわからないと思うけど
大人になったときには、この幸運に気が付いて欲しいと思う。
そして、こころから、自分の周りの人に感謝してほしいと思う。
あと何年かかるかなぁ~
そんな大人になるの・・・。