2016年3月15日火曜日

浪人生の母日記4

2次試験1日目

旦那から「第三志望」から入学手続き書類って書いた封筒きてる」とメールが。
受かったわけです。
そうか~昨日?今日?合格発表だったんだ。
母、私立の合格発表と2次試験が重なるから
Jr.は私立の合格発表は見ないで出かけるって言ってたことを思い出す。
「考える」学部の方は1日遅れだったかな。
ところが、こっちの封筒は次の日来なかったんですね。。
まぁ、ずっとC判定だったから、受かってなくても不思議じゃないか・・・
第一志望、B判定が最後でC判定だったからなぁ
去年引き当てた宝くじを有効に使うことになるかもなぁ
なんて、思いながら、イオスの散歩に行って、転んで、顔面を強打して帰宅。

のろのろと夕飯の用意をしていると、滅多に連絡してこないJr.からLINE
「受かった」
そのLINEに母が返したのが
「受験番号間違ってない」
「流石に間違えない」
「でも封筒きてないけど」
「発表は今日。封筒は明日しか来ない」
「番号***** 確認してみたら」

母は我が子がいまいち信用できない。
確認方法は一斉に番号が掲示されるのではなく、
番号を打ち込むと生年月日を聞かれ一致すると合否が表示される入れるシステム。
これなら、番号間違いはないなぁ・・ようやく信用する母。

ところが帰宅したJr.「受かった私立には行かないから」
「私立文系と言う響きがいや」「数学とは縁を切りたい」
はぁ??????????

高校の先生が進めてくれたところを「後期はどこでもいいです」って受け
すべり止めの私立受ける負担がないからって、去年、入学手続きして休学した大学とはいえ
1年間浪人する間に
「やりたいこと」がその大学にありそうだと気が付いたなら
大学のブランド力なんかより大事だから、復学手続きをすればいい。
だけど、単科大学だけあって、かなり細分化された専門を決めて入学する。
「私立文系って響きがいや」では、後悔するかもしれないじゃないか。
賛成はできない。

ところが、ここで彼のネットワークに「予備校クラスで受かったの2人だけ」の情報が入る。
「お母さん、ボクが思ってるよりレアチケットらしいわ」「捨てるの惜しいかも」
「でも、数学とは縁を切りたいんだよね」
「休学した大学にやりたいことがあるわけじゃないし、なら間口の広いこの大学がいいかな」
「でもなぁ、都内には住みたくないし、津波くるかもしれないし」
「1週間ぐらい悩むことにする」
いえ、入学金振込まで5日しかありません。
母「ネットの向こうのヒトに僕はどうしらたいいでしょうかって聞いてみれば」
「見ず知らずのヒトに僕の将来託したくないわ」
あ~、それは正しい。

「第1志望に受かれば、どっちでもいいわけやん」
という話にはならなかった。
自信ないのか?

次の日、干物を届けに来た女帝の母が「第二志望にいくの?」とさらっと聞くと
「そうするつもり」
なにがどうなってそうなった・・・。
まぁ、とりあえず入学金ははらい、権利を保留。

「そもそも、第一志望に落ちること前提の話になんでなってるわけ?」
=いい感触だったわけね。

ところが、落ちました。

会社から帰ると、自分の部屋でぼ~っとしてました。
「自信あったんだよね?」ときくと、黙って首を縦に振ったのをみて、流石に可愛そうになった。

2年間で使ったテキストと問題集



そして、母も自分が予想していた以上に落ち込む。
「最後は運と縁」とはいうものの、なんだか理不尽な、割り切れない気持ち。
入学準備もなんだか気合が入らず、Jr.の気持ちを思うと盛り上がるわけにもいかずですが
やらねばならぬことは山ほどあり、現実に後ろからつつかれて走りだしてます。
それにつれて
未だに親子共々、気持ちの整理はついてないけど、少しずつ前向きになりつつあります。

浪人して第一志望に行けなかった子のお母さんが
「入学式は行くといいよ。私はそれで、気持ちが切り替えれた」とメールしてくれた。
そうだね。
4年間大枚払う相手を見てこなきゃね。

そしてJr.よ。ごめん。
母が2次試験の緊張に耐えかね、やったこと。
「東京に引っ越し予定あります。イオス連れて行きます。遊んで」と親戚さん達に連絡。
発表待ちの緊張に耐えかねやったこと。
「お気に入りのお宿の予約」

Jr.の大学は
りらままさんが言ってた「最高の必然」になるといいなって思います。

高い高いたか~~い学費を払うんだから、「元とってこい!」です。

8 件のコメント:

疾風 さんのコメント...

こうゆう緊張感は親の立場も自分の立場でも経験がないのでコメントするのははばかれるけどその大学に行くと決めたならば気持ちを切り替えて新たなチャンスと人との出会いと都会生活とを楽しまなければ!
若いからまだまだいろいろ挑戦できるわけでそこに行くのは何かの「縁」に導かれてるのよーがんばってー。
都会に行く口実もたび介さんにはできたしね。

いずみ さんのコメント...

息子の受験を思い出しました。
振り返ると無駄なお金を我が家も払いました。
Jr君、数学は学部によっては大事な課目ですよ。
数学得意になって下さい。
東京には毎月家事をしに車で行ってました。
大変だったけど、今ではいい思い出です。
東京に行くと優しいカイ君といちこさんに会えますね。
夕方、代々木公園に行くと会えると思います。

リラまま さんのコメント...

他人事じゃない記事を見て、本当に真剣に読ませていただきました!
最高の必然。最高の時期にきちんとやって来ますよ。
Jr君、これからの人‼色々経験して、更に素敵な人になっていきますよ!
そんなうちの娘っちにJr君から助言が欲しいものです。
全然勉強しなくて、目標もあっさり変えてました(笑)
私が、神様見てるから、どんなになるにも丁寧に生きなさいよーっと、怖い顔して言ってるから響かないんでしょうね(^^;信憑性ないですよね(笑)
人に偉そうなことを言って、私も勉強しながら丁寧に生きなくちゃ‼と自分に言い聞かせてます(笑)

teru さんのコメント...

たびちゃん、Jr君お疲れ様でした。
泣けるなあ、親も子もね、ほんとここ数か月しんどかったでしょう。
この積み重ねたテキストの量は必ず人生の糧となりますよ。

私もJr君までではないとしても、
ちょっと難関な(私の年齢的にも)試験に挑戦していました。
この1年、いろんなものを犠牲にして取り組んできて
自身を持って受けたものの駄目でした。
レベルは違えど、彼の気持ち今なら理解できます。


選んだ道が今自分にとって最良の道であるということ。
何か上手くいかないとき、つまづいた時
その試練もすべて今自分にとって必要である。
最近そう思えるようになりました。

彼の挑戦はここで一旦終わりますが、
今度は就職という挑戦が待っています。
一回りも二回りも成長してリベンジしてくれることを願ってます。


タビ介 さんのコメント...

疾風さん

そうそう、切り替えて、その場でしっかり育って欲しいものです。
全般的に男の子の方が、切り替えはヘタですね。

東京・・寮だし、まぁ今度行くのは卒業式かな。
あっでも、学祭は一度見に行きたいと思いますが、息子には会うかなぁ。

タビ介 さんのコメント...

いずみさん

ウワサでは、大学でいちばん留年率がたかい学部で、それも数学で留年するとか。
受験は数学でしたので、多分、数学重視のカリキュラムに振り分けられるのではというウワサです。
数学、いったいどこで苦手になったのか、いまだに不明です。

ヨヨコーにはいつか寄ろうと思います。

タビ介 さんのコメント...

リラままさん

ありがとうございます。

息子に助言なんてさせたら、後ろから口をふさぎたくなるアドバイスですよ~~
親のいうことなんか、ホントに困らないと聞く耳もたない、もたない~~
親のいうこと聞かないのは、ある意味順調に精神的成長をしてるって思うしか気持ちの持ちようがなかった時期もありました。
でも、自分が信頼してるオトナの話とか、ちょっと上の同年代の子の話はきちんと聞くんですよ。

娘っちはリランやボボさんの気持ちをきちんと向き合ってこれたんだもの、ちゃんと芯は真っ直ぐだと思うの。
ちゃんと納得できたら、勉強も頑張ると思います。
「納得できたら、頑張れる。だから大丈夫ですよ」ってJr.の中学の先生が遊びほうけてるJr.を心配した私に言い切って頂いた言葉なんです。
ただ、いつ納得するのか、心配なんだけどね・・
親の背中って大事だものね、私もあとひとがんばり、がんばるわ!

タビ介 さんのコメント...

teruさん

ありがとう。
挑戦を続けてるってすごいよ、、
「努力は報われるとは限らない。けど、裏切らない」っていう言葉そのままだと思うよ。。
あまりに極端に違う大学で迷ったから
未だに、ホントにこの道が、この大学がBETTERだったのか、不安になります。
それでも、もう後戻りするわけにいかないので、「元とってこい」と言うしかありませんもんね~~
思ったより、勉強を頑張らないといけない感じなので、ほっとしてます。