大脱走劇から半年。
逃げたままなのは、どうにも・・な飼い主、ビギナーで再挑戦することに。
しかし、前日になって、底知れない不安に襲われ、
明日は台風が来ればいいのにとか、とんでもないことを願ってしまう。
会場で、スタート側がフルオープンのままでいくのを確認して、キャンセルをしようかと思う。
同じスクールの人に、出入り口を固めてもらうようお願いする。
検分はあくまでCRするつもりで、イオスの視線を確認しながら、
何度も本番を想定したスピードで走ってみる。
今日はなんとタービュレンがイオスを含め3匹。
それもワーキングタービュレンと言われる訓練性能の高い子たち。
ほか、マリノアが2匹。
で・・・なんと同じクラスにでるんだよ・・・・。
よりにもよって・・・。
ただのタービュレンのイオスのアホっぷりが目立つ布陣なんだ?
ビギナー1
とにかく、イオスを集中させることに集中。
車から降ろしたあと、常に、母はコマンドをかけ続け、「ゆでかつお」で気を引き付ける。
リードショックを取られないよう注意しながら、スタート位置へつける。
スタートできっちり集中させていたら「あと3秒です」。
失格でもいいから、集中するまで出さないって思ってたので、譲りませんよ。
その瞬間イオスの視線がしっかりしたので、「ジャンプ!!」
あとはよく覚えてませんが・・・無事にCRでゴール。
ゴールでちゃんと待ってたし。。ほっとした。
同じスクールの人も「綺麗な走りだったし、最後までちゃんとハンドラー見てたよ」
ビギナー2
コースがビギナー1と一部違うだけのコース。
ビギナー1では旋回させなくてはならないところを直進させないといけない。
「ハウス、ハウス、ジャンプ。」「呼んじゃダメ」って繰り返してたのに
うっかり、自分が旋回してしまった。
コマンドを言わずに母が曲がったから、イオスも不思議そうな顔しながらもついてきてるじゃん!!
すぐに気がついて「間違えた!ごめん、イオス、こっち」と叫んで戻る。
あ~~やっちまった。
障害は越えてないけど、コース間違ったから、拒絶とられかな。
まぁでも、OKだわ。
だってイオスはちゃんと母について来てからこそ間違っただけだし、
コースを間違ったときも、集中したままでコースアウトもしなかった。
大収穫だ。
ここで、思いがけないお知らせを聞く。
「イオス!!、3位だ!」
なんとビギナー1でおリボンがもらえることが判明。
ビギナー3
コース自体はビギナー2よりシンプル。
でもAフレームがあるので、これを拒否させないことが課題のひとつ。
母、すでに、かなり疲れてきていた。
だが、ここで集中させないと大脱走だ。
気力を振り絞って集中させようとしたが、スタート位置でキョロつくイオス。
やばい。。。
「イオスっ!イオス!」と名前をよんで、何度か座り直させ、そっとリードをはずし、
「イオス!まて、まて、待てだからね」といいながら、数歩離れただけでスタート。
一旦、コースに出たあとは早め早めのコマンドと名前を呼びながら走る。
が・・
一瞬、コマンドが遅れたのでイオスは忠実にハードルを跳ばずに横によけた。
母が止まったので「?」って顔をして止まった。
マズイ!逆飛びされる!と思ったが、
ハードルから横に離れて、「ついて」と言うとハードルを跳ばずに横にきた。
そして、避けたハードルを無事跳び直し、
Aフレームも綺麗に登り、タッチもできた。
トンネルを出て、最後から3本目にハードルを跳んだあと最後から2本目のハードルを通り越した。
母がどうするか一瞬考えて、手を挙げた瞬間、イオスはハードルを逆飛び。
あちゃ~。
でも、母が手を動かしたから、ハードルを跳んだだけで、ハンドリングに忠実だっただけだ。
いつもなら、ここで、集中を切らして、吠えたり、自由行動に移るのに、
逆飛びしたあとも集中できていた。
大収穫だ。
残り2本は最後から3本目からみると右側にあるから、最後から3本目は左から右へ飛ばせるようにトンネルを出たら大きく回り込ませればよかった。
トンネルの出口で右へ入れ替わる必要なんてなかったんだよな・・
母の走るコースが間違ってた。
イオス、ごめん。
イオスが一度もコースアウトしなかった。
集中し続けることができた。
ハンドラーをきちんと見ていて、コマンドを忠実に実行しようとした。
大収穫だ。
アジリティを続ける希望が出てきた。
そして、おリボンまでもらえて、とってもとってもうれしかった。
ビギナー2もなんと4位で、おリボンを2こももらえて、表彰式も初体験。
よく見るこんな写真も撮ってみました。
うかれてばっかりいないで、次のレッスンから1度でも集中できるようまた練習しようね~。