2013年5月26日日曜日

梵天丸、逝きました

今日午前1時38分、梵天丸は虹の橋を渡りました。

とっても、安らかな顔です。

猫生、楽しかったかなぁ。

梵天丸は去勢したせいか、いつまでも子猫のようなフカフカの
柔らかい毛並でした。
夜はいつも母の肩のところで丸くなり、朝は「にゃ~ぁ」と
小さい声で起こしてました。
その時に頬に触る毛並が心地よくて、母がスリスリしてました。

自己主張もあんまりしなくて、いつもJr.のエレクトーンの後ろで
寝ていて・・


来客はのもとより母以外の家族は滅多に見れないため
「まぼろしのねこ」と呼ばれてました。

来てからずっとリリーには会うと「シャー」と怒られ・・
それでも、たいして、気にもしてなかったというか、
「は~い、わかりました~」みたいな。

 リリーさんはこんな寝方するけど、梵天丸は絶対しなかった。
丸くなって寝てたなぁ。
やっぱり、のらっこだったからか、リラックスが足りなかったのかなぁ。
イオスが来てからは、イオスの遠慮のない好奇心のために
追いかけられることもしばしば・・ストレスがかからないよう
イオスとは完全に分けて、お留守番してもらったけど・・
そのかわり・・リリーさんと一緒のねこベットで寝るようになりました。


火曜日に目の上が腫れているのを、久しぶりに梵天丸を見た妹が発見
すぐに連れて行けば・・
元気によく食べていたので、大丈夫だろうと・・土曜日まで待ってしまいました。
朝は1食分を少し残しました・・ちょっと元気がないけど暑いからなぁと
先生に診てもらい、目の上の腫れから膿を抜いてもらい
抗生物質を注射して、翌朝からの化膿止めと
お腹の調子が良くなればと言っていたサプリを少し出してもらい
14時に主人の父が亡くなったと、旦那からの連絡ででかけ
19時近くにJr.が帰宅したときには籠で吐いて、うんをして、ちーも。
Jr.がちゃんと始末をしてくれたのですが、元気がなかったそうです。
21時過ぎに帰宅すると・・抱っこした体が後ろにそり・・
先生に電話すると、「かなり危ないからつれてきて」と言われ
15分で到着。
低体温と高血圧。
先生は注射によりショック状態を考えたけど
それならば低血圧のはずなので、おかしい。
血液検査をすると白血球が40,000という異常な数値。
そのほかカリウム・ナトリウムなども限界値を超えてました。
水はよく飲んでいたのに・・脱水をおこしていて。

全身に感染症をおこしているのだけど、一気にここまできた理由が
わからない。とにかく、対処療法で点滴をします。
3時間かかるから、夜中2時に来てと言われ帰宅。
1時すぎに「もう、だめだとおもうからきて」と言われ行くと
うっすらと目をあけてましたが・・車の中で。。
まだ暖かいうちにJr.が抱くことができました。
それからJr.が全身をきれいに拭き、自分の教科書が入っている箱を
あけて梵天丸をおさめてくれました。



 こんなにまるまるとして元気だったころも。

義父は、梵天丸と接したことはなかったと思いますが
時々、Jr.に「ねこはげんきか」と聞いていたので・・
「お前も、そろそろ、ええんやないか」と一緒に連れて行ってくれたのかも
なんて・・。
(旦那はそんなことあるかと一蹴してましたが)
もし、そうなら、可愛がってもらえるかなとも。

梵天丸のふくふくしい写真はフィルムでしかないなぁ・・と
ブログの写真を探していて気がついた。
携帯の写真はついこないだ古い写真データが飛んじゃったし。

 なんか・・梵天丸らしい、ひっそりした旅立ちかな。
もう少し、ちゃんと通院してれば・・
いや、もう、ガリガリになって、目も見えてなかったし・・
旅立って、楽になってよかったんだ・・とか

12月からここまで梵天丸ががんばったのはたしか。
虹の橋のむこうでは、のんびりのんびりだね。

14 件のコメント:

疾風 さんのコメント...

まぼろしの梵天丸だったけど今頃はおじいちゃんの膝の上でごろごろしてるでしょう!

randora ママ さんのコメント...

梵天丸はきっとおじいちゃんについて行ったんだね
ペットって身の引き際を知っているというかたび介さんにあんまり迷惑を掛けないうちにとわかってたんだと思うよ
梵天丸、お疲れ様 安らかに

リラまま さんのコメント...

いつもいつも考えることは、子供も犬も、最後を迎えるとき
「この人(私)の家族でよかった」と感じてくれたらいいな~と思い関わっています。
そんなことも忘れて自分の感情にまかせて、ひどい関わりをすることもしばしば・・・勝手だな~と感じつつ。また一瞬一瞬自分が何かを相手にすることで、自己満足と感じつつも、相手の幸せ時間が多いことを願い、今を生きてます。
たび介さんは梵ちゃんの幸せ願って、いろいろ考えていて、ブログからも伝わってきてましたよ。
梵ちゃんの猫生がどうだったかは梵ちゃんにしかわからないですが、縁があってたび介さん家にきて、梵ちゃんもたび介さん家族も色々感じて、学んで、、ありがとうな日々であったんじゃないかなと、勝手にすみません、考えてました。

のわ さんのコメント...

梵天丸はたび介さん家の一員として幸せだったと思います。たび介さんところに来れて、良かったな~とおもってますよ。こんなにも心を砕いてもらったんだもん。これからは、きっと、のんびりとおじいちゃんと一緒にたび介さん家を見守ってるんじやないかな。

アオメー父 さんのコメント...

家族が虹の橋を渡るのは辛く悲しいですが、いつか必ず訪れる避けようの無い事です。何十年か後に虹の橋の向こうでまた会えることを楽しみにしましょう。きっと出迎えてくれますよ。(^ ^)
梵天丸のご冥福を心からお祈りいたします。

タビ介 さんのコメント...

疾風さん
義父に「よろしくお願いしますね」と頼んでありので、きっと可愛がってくれると思ってます。

タビ介 さんのコメント...

randoraママさん
義父のお供として義父を案内するために旅立ったんだと年配の方がおしゃってました。昔からよくそういう事があるんだそうです。
ペットってほんとに引き際を知ってるなと今回思いました。

タビ介 さんのコメント...

リラままさん
梵天丸には「ありがとうね」と言いました。
毎朝、あのふわふわな感触にとても癒されました。
母として「こうありたい」という理性なんて毎日の激闘?のなかで簡単に吹っ飛びます。それでも。。この頃はそれもまた・・いいかと思い出しました。本気で子供や犬に向かってることは事実で、そんな親の姿を見ることで子供も感じるものはあるんじゃないかなな~んて。子供と親子喧嘩で「お母さんはあなたがどうして欲しいかなんて全部わからないから、お母さんがしたいことをするしかないの。それが的はずれなら、ちゃんと自分のことばで話なさい。おかあさんは普通に人間だから言われないとわからない」と切れたことがあります~~。こども、以外にも納得してました。

タビ介 さんのコメント...

のわさん
ありがとうございます。
梵天丸には虹の橋のむこうで、のんびりしてほしいなぁっておもいます。寝てるような微笑んでるような顔だったんです。なんか楽しそうな・・なのできっとあっちで楽しんでるって思えました。

タビ介 さんのコメント...

アオメ―父さん
ありがとうございます。
最後まで、看取ってやれてよかったと思います。数十年後に再会できると思えば・・ですね。それまでは、こっちで楽しくやらないと。

teru さんのコメント...

御不幸が重なりましたこと
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

梵天丸ちゃんはもちろん幸せだったと思います。
縁あってたびちゃんちに拾われて
食べることにも困らず
やんちゃ坊も増えたけれど暖かい家族に囲まれた生活。
捨て猫だったからどうしても染みついた性は
しょうがないとしても
うちのおばあちゃんちの猫ちゃんもそうだけど
どこかで甘えてるとこはあると思うので
梵天丸は幸せだったよ~^^
たびちゃんもよくがんばった!
精一杯やったよ
義父さまと同じ日になったこと
タビちゃんところに拾われた運命的なものを
感じます。
いい猫生だったということなんだよね
生き物と暮らしていると
彼らのことを理解しているつもりでも
言葉がないので、死に直面すると私たちは
後悔ばかりしかできないのよね。
2頭見送って学んだことは多かった。
経験値というわけではないけれど
それぞれの死から得たものはかならず次に生かしていきたいと思っています。

いちこ さんのコメント...

母上からイオスママ、さらにJr・に受け継がれた
たび介さん一家のその深く優しい代々の血脈
梵天丸に「この家族に出会え手よかったね」って
言いたいです。

タビ介 さんのコメント...

teruさん
ありがとう~
別件の電話だったのに、訃報を聞かせてしまい、心配かけました。ふっと後悔が頭をよぎりますが、死に顔が微笑んでたように見えたので、「きっとよかったんだ」とも思ってます。梵天丸が私の記憶に残る顔だからといい顔をしてくれたんだと思ってます。

タビ介 さんのコメント...

いちこさん
ありがとうございます。
彼の猫生が賑やかだったことだけは間違いないです・・。私たちも梵天丸からいっぱい、ほのぼの笑いをもらったから、「来てくれてありがとう」です。