ソフィアのCD試験を受けました。
結果はそりゃ、合格です。
選抜するのではなく、受からせること前提ですから。
認定試験ですから。
やり直しても、減点されますが、失格ではないですから。
イオスの時は今できること、そのままができた感があって、満足でした。
「さぁ、アジリティ始めるぞ」って、すっきりした気持ちだったんだけどなぁ。
今回は、ぜんぜん、すっきりしない。
納得できない内容だったから。
場所が変わるから、いつもの通り出来ないことは織り込み済みだった。。
なので、30分前に到着して、周辺散歩にイオスを連れだし、
「ちょっと!あたちだけ散歩しないってどういうことよ!」と抗議させた。
やる気になったところで「あたちだけ散歩さもんねっ」と得意にならせて
知らない場所も歩かせる。
が・・・案の定、リンク入場を拒否。
ここで、無理に入れると拗れるので、一旦、諦めたふりをしながら、
「えっ、遊ばないの?」なんて雰囲気でなかに呼んで、すぐに遊んでやる。
とっておきの牛肉に反応せず。
あ~これはまずいな、遊びながらも用心してるわ。
それでも、スクールでもいっしょの子と遊びだしたから、場所慣れには成功したはず。
で
試験。
まさに前日練習そのままでした。
脚側歩行(紐あり・紐なし) いつもより顔が上がらないけど、速歩はいい感じ。
招呼 いつもなら正面にピタッと止まるのにいきなり横に走り込む。
やり直しをして暴走するよりいいかとそのまま「付け」
んんんんな「付け」だけど、そのまま戻って停座
伏せ 斜めった。
たて 一発で立たせるために手符を使うが綺麗にたった。
その後の停座もなんとか2声符ですんだ。
常歩更新中の伏臥
手符を入れたけどきちんとポイントで伏せた。
戻ったときも動かず。
常歩行進中の停座
綺麗に座ってくれたのでほっとする。
母が大失敗をする。
横を向いたので、正面を向かせようと手を前に動かしてしまい
招呼だと勘違いしたソフィアが走ってきてしまった。
完全に人間の失敗。
理想は母は声符で「来い」と言ったわけではないので動かないのだけど
わざわざ犬を惑わすようなことをして足を引っ張る。
遠隔の伏せ
なんとかクリア。戻った時に「つけ」をした直後に犬舎の犬の鳴き声に反応。
走り去る。すぐに戻ってきたのでほっとする。
この時は終了後の暴走なので最小限の減点。
お手・おかわり いつもより上出来。
ここで母は本当にホッとする。
そして・・地獄をみる。
据座(30秒の待て) 得意だから安心していた。
ところが・・・途中で立ち上がる。
「座れ」とコマンドをだしても座らずに30秒後経過
もどって「つけ」で母の後ろに隠れるように座る。
このまま待って、試験としてはここで終了しておけばよかったのかもしれない。
しかし、母はので正規の位置に戻すため、「つけ」のコマンドを繰り返す。
ここで、ソフィアがキレる。
「もうやだぁ!!!!!」と走り去る。
グランド中を走りまわり、呼び戻しに応じず。
隅に追い詰める捕獲作戦も振り切る。
背を向けた母に慌てて走り込んできたところで御用。
試験官の先生に、やり直しさせてもらう。
キレたらやらなくていい状態は避けたい。
リードを外して「付け」「待て」「30秒」「視線を外さない」完璧ではないか。
これならほぼ減点なんかない出来。
だけど、やり直しをしたから70点。
ビビりのソフィアが知らない場所でよく頑張ったともいえる。
だけど、だけど・・・「母のミス」と言っていいかもしれないのと
ソフィアはイオスよりうんと集中できると思っていたので
「集中できない」ことにショック。
これからアジをするのにイオス以上に苦労しそうだ。
試験のあとに、所見を聞くだけなのだが
実際にソフィアで実践のレッスンをしてもらえた。
「甘やかしすぎ。過保護」
「怖くないよって抱っこするんじゃなくて、はぁ?何言ってんのささっとしな!ぐらいで
いいはず」
「テンションアップに遊びではなく、ハンドラーに注目させていく方がいい」
「おもちゃに興味がないのは家の中でおもちゃを出しっぱなしではないのか」
「この子はリードの意味をよく理解してる。リードがないことの意味も。」
「もっと声を聞くように、訓練のときは手を見せない。オヤツもみせない」
「オヤツは誘導する道具ではなく、ご褒美。手に隠すようにもつこと」
アジリティでは手も足も声も使うから、そのくせがでるんだろうけど
その癖を出さずに切り替えが出来ないと。
「アジリティも基礎がないと上に行けないよ」
よくわかってます。
おトイレに出したイオスに引っ張られる母を見て「ちょっとその子貸して」
「付け」で見事にお見本のような「付け」を披露。
こいつはヒトを見るからな。
母にちょっとやってみて。と言われ・・・
「付けできちんとできてない時にヒトが動かない」
「ショックを入れて、この子に気が付かせる。動くのは犬」
「犬の方に近づくような動きをしない。どうしても動くなら前」
ソフィアの訓練でも散々稲川先生に注意されてきたことで、クセが抜けてないことに
我ながら落ち込む。
違う先生にみてもらうのは、勉強になりました。
「この子、神経質じゃないね。オビできるんじゃないのか」
「アジリティもいいけど、オビやってみれば」
とイオスに思わぬ好評価を頂く。
「アジリティは8歳ぐらいまでなんで、引退したら、やってみたいです」
とお返事してしまった。。。
いや、オビはともかく、CDはきちんとやろうと思うんですよ。
それにしても・・場所が違うだけでこうも難しいことになるとは。
イオスに比べて綺麗な出来だと満足してただけに、落ち込む。
きちんと入っているとは言い難いってことではないか。
特に、キレたら走るのは絶対に矯正せねば。
ソフィアが一旦集中したら、試験中は持つと自信があっただけに、
試験中持たなかったことにショックだ。
アジリティを始めるにあたり、前途多難に暗澹たる気持ち。
稲川先生も採点みたら、だいたい、なにが起こったかわかるだろうけど
「暴走」を報告するのは気が引ける。
あの状態で「CDⅡ」と血統書に入れるのも、自分に納得がいかない。
イオスの時はおまけしてもらっても「心底」嬉しかったもんね。
それに全科目ちゃんとできたし。
申請するんだけど、なんか、気持ち悪い。
いっそ申請しないでおこうかなぁ。なんて思う。
試験官の先生の最初の一言
「タービュレンってなんであんなに神経質なんや」
で、、、イオスを見ての一言につながります。