2012年3月8日木曜日

れっすん12

今日、母は「つけ」はほぼOK~ってらりらりとレッスンに向かった。
ここ数日の落ち込み回復のきっかけにしようって思ってた。
イオスの前のペアはシーソーを教えてもらっていたのだけど、
へぇ~こうやって教えるんだと面白かった。

さて、イオス君の番だぜ。
リンクまでもリードが緩んだ状態で入れた。
リンク内でもリードを緩んだまま、歩き、母は余裕だった。
だが・・・一筋縄ではいかないのがイオス。
結果から申しますと・・今までで一番悲惨なレッスンだった。
原因はわかってる。
月曜のいたずらで今一つ、イオスのレッスンに気持ちが集中してなかった。
イオスに懐疑的な気持ちというか、
イオスとの関係に自信が持ててない状態。
誘惑の要因のハードルが最後で最大の関門、犬になった。
今日のレッスンは
リードを緩め歩行して、止まったら「座れ」と言わなくても座る。
座らなかったら、リードを引く。

無言で止まると、イオスも止まるのだど、イオスはぼさ~っと立ったまま。
リードを引くと座ることは座るのだけど、かなりご不満だ。
お母さん「座れ」って言わなかったですよね?
それでも、座ることが何度か出来たところで、囮の犬がリンク外に登場。
犬たちの気配を察して、勝手に行こうとする。
黙ってリード・ショックを入れるように言われる。
イオスは引き戻してもすぐに犬の方へ顔が向いて、座ろうとしない。
座るまで、リードを引く・・を繰り返したのだが、
歩き始めると顔は犬の方に向いたまま。
ついに、マズルを持って「お母さんはここ」と意識させる。
ところが、思い通りにならないことにとうとう、イオスが切れて
「俺は外の犬が気になるってだろ。うるせーばばぁ」とばかりに
飛びかかる。
ここで、負けるかと地面に引き倒したのだが、
再度歩き始めると、ジグザク歩行したり、
お母さんと歩く意識はなく、自由勝手に自分の世界に入る。
母のリード操作はもともとおぼつかない。
こんなイオスに対応できるわけもなく・・・
先生も限界とみたらしく
とうとう・・跳馬さく?(馬を調教するのに使う長い紐)を持って来られた。

大型犬用のチェーンカラーに長い紐がついたものをイオスにつける、
母のリードはなしね・・ではなく、先生がそのリードをもってイオスの後につく
母はリードを持ち歩行⇒止まる⇒座るを先生の指示とおりコマンドを出す。
調子に乗るイオスは当然?「座れ」のコマンドを無視!したとたん
ガツンと後ろに飛ぶぐらいひかれた。
(ひぇ~~~っ)そこまでしなくても・・・
「前に出て!イオスにおいで、座れってコマンド!」
えっっ???「おいで、ついて」・・・
気の強い?イオスは無視!その瞬間、また引き倒れた。
「おいで、すわれを繰り返して」
思わずキツイ言い方で「おいで!座れ!」と言うと
「やさしく言って」
(この修羅場でむりっす)と思いつつ、必死に優しさと冷静さを絞りだす。
やっと傍に来て座ったところで、先生のリードも緩む。
「飼い主さんのそばが安全、安心なんだよってやさしく撫ぜて。」

イオスはそんな事で怖気づくような奴ではない。
歩行練習を再開する度に、無視の態度をエスカレートさせていく。
修羅場が続いた。
母がぐったりするころ、ようやく、大人しく「座れ」で座り始めた・・・

コマンドなしの座れどころか・・初回の練習に逆戻りじゃないか。

イオスを呼び座らせるために
母は必ず先生の引く方向と反対側にいなくてはいけない。
先生の操るリードをよけそこない、母の足に何度か当たっていた。
その時は痛くなかったのだけど、レッスンが終わるとちょっとひりひり。
それだけ、母も必死だった。

他の犬っていう要因はあったものの・・数歩後退。
練習は家のなかの廊下でやっている。
両側が壁の狭い廊下。そりゃ・・集中するよね。
試験も日常も「他犬様」はいて当たり前。
そこで 他犬様 > 飼い主 では話にならない。
ココは時間が係ろうが、しっかり締めるところなんだろうな。
先生も絶対譲れないところだからこそ荒業に出てたんだと思う。
いろいろリンクして、気持ちがまた落ち込んでいたら
囮役のボーダーさんのお姉さんが戻ってこられて、
「すごいですよ。吠えなかったし、寄って来なかったし」って。
「そういえば・・そうですね・・」
(そうだよ。吠えてないし、コマンドは無視したけど、
母を引きずって犬に走り寄ったりしなかった)
毎日見てる母は我が子が大きくなったって思わないけど
たまに会う人は「大きくなったね~」って気が付くじゃん。
こんな状態でも、あの頃より「まし」なんだ。。ちゃんと進歩があるんだ。

「大変だけど、しっかり基礎はあった方がアジするのも楽ですよ」
「アジまでどんなけ遠いんでしょう~」って笑えた。
みんな優しいなぁ~
車中でちょっとうるうるしてしまった。

さぁ~やっぱ庭か球場かスーパーの駐車場の隅で練習だよ!

2 件のコメント:

まる子 さんのコメント...

トレーニングをしていると、あっちが治ったと思ったらまたこっち、ってな具合に、同じような間違いを何度も繰り返してばかりな気がして落ち込むけど、グルグル回っているようで、螺旋を描きながら、ちゃんと上へ上へと昇っているんだって気付くときがあります。
多分、同じスクールの生徒さんが仰った、「文句を言いながらもついてきた」ってところがそれなんでしょうね♪

それと、家の中で出来たことは、外でも必ずできるようになります。
ただ、同じタイミングで出来るようになるわけではなく、やっぱり家の中というリラックスできて集中できる場所の方がやりやすい。
だから、外で練習するときは、家の中で練習するときより、少し前のレベルに落としてあげるといいかも。
自信がついて来れば、一度できたことは体が覚えてますから、きっと再現できますよ。
焦らず、むしろ家との違いを楽しむつもりでがんばりましょ!

タビ介 さんのコメント...

まる子さん
らせん階段!まさにそれですね。ついつい真っ直ぐな階段を上ることばかり考えてしまうけど、あっこんな上まで来たんだ!って景色が違うときがあるんだと思います。おうち練習ではできたけど、レッスンでは出来ない・・ノーテンキなイオスでも緊張してるんですね。今回、反省したのは先に進むことばっかり考えて、新しく習ったことしか練習しなかったこと。ちゃんと最初の頃に習ったお母さんが止まったら、止まる、戻る、座るも復習しなきゃいけなかったなぁって。さぁ~いつか華麗にアジデビュー目指すかな。