2012年10月16日火曜日

れっすん33

約3週間ぶりのレッスンですよ~~。
新しいリードもって、ちょっとウキウキ。(我ながら単純)
週末、大会があったばかりだからか、今日はイオスだけ。

一応ね・・・
久しぶりのレッスンでボロボロってみっともないっていう見栄はあるから
ちゃんと、練習はしてきた。

久しぶりのスクールなので、イオスは駐車場で匂い嗅ぎ点検に突進。
ここは絞めていかねば・・・と、「ダメ!」と喝をいれる。

リンクに入り、荷物を置くまで、匂い嗅ぎ点検に邁進モードだったが
一度「つけ」をさせて、歩きだすと、以外にもサッと集中。
歩く時も顔が上がっているし、アイコンタクトもいつもより出来ている。
止まるとさくっと「つけ」もする。
昨日の練習も調子がよかったけど・・・
今日もなんか怖いぐらいサクサクと進む。
いつも、10往復以上はする歩行練習もほんの2,3往復で終了。

ノーリードで「待て」→「おいで」→「つけ」
「つけ」を言うタイミングが早すぎる。
ちゃんと「おいで」を褒めて、それから「つけ」と言う事。
ひとつづつ、ちゃんと褒めること。
今まで、早く「つけ」を言わないと、横に逸れていくような気がして
「おいで」といって、半分ぐらいきたら「つけ」と叫んでいた。
これでは、イオスは「おいで」に自信が持てないということだ。
「おいで」といって2,3歩踏み出したら、速攻「それでいいよ!」と
励ますというか、合ってるよ!と声をかける。
あ~~こういう、細かいところで、犬に確信を持たせていくことで
「なんとなく」と「しっかり」が分かれてくのかな。
イオスが2、3歩踏み出したところで「そう!いいこだね!」と声をかける。
いままで、タッタッタぐらいだったのがドピュ~~ンと言う感じで来る。
「これでいいんだ!僕ってエライ!」みたいなドヤ顔で走ってくる。
ほぼ横に来てから、「つけ」と言うと最初はオーバーランしたが
2回目から、ちゃんと自分で考えて、横でとまってつけをした。
「えらいじゃん。イオスっ」

苦手の離れての「伏せ」から「座れ」
1度目は「座れ」のコマンドを繰り返したが、次はちゃんと出来た。
(調子が良すぎて怖い・・・)

次はL字にノーリードで走る。
右周りは曲がったあと外に膨らむが「ダメ」と声をかけると戻ってくる。
ちゃんと母の顔も見ている。
左周りは角もぴったりついてきた。
3度ほど往復したが、右回りもだんだん離れなくなった。
(怖い・・この調子の良さと集中力は・・イオスじゃない)

さて・・貸切りリンク状態なので、ランの状態にする。
「イオス!いいよ~。遊んでおいで」と言って、走ってみる。
母にくっついてきたら、即、反対に走ったり、
イオスの興味を引く隅っこ(ほかのわんこの匂いがするところ)に
わざと近づいたりして母と距離を取り、イオスの注意を他に向ける。
で・・
この状態で「おいで」とコマンドを出す。
最初はサクッと来ていたが、母がいなくならないことが分かり、
リンクの隅の他のわんこに残り香をクンクンしたりして、聞こえないふり。
「ダメ」と「褒める」タイミングが遅すぎると指摘される。
「おいで」ですぐに1歩を踏み出さなかったら、
「おいで」と2度言わないで、
すぐに「ダメ」と言うのと同時にイオスに向かう。
(ドン!と足を鳴らすなど、犬の注意をひいてもいい)
イオスの所に行くまでに、イオスが視線を向けたら、
その瞬間に「そうだよ!」と褒めてから、再度「おいで」という。
足を踏み出したら、また、褒める。

この練習を繰り返した。
調子にのったイオスは事務所に乱入!
「こら~」あまりの調子の乗り方にちょっと笑ってしまった母だが・・
先生に母、叱られる。
「真剣に叱って!」
引っ掴まえて、外にだすがここでも、叱り方を注意される。
「外に自分で出ようとしたら、叱るのは終わり。放して。
最後まで引き摺らなくていい」
先生がここで
「イオスはオヤツやオモチャにそんなに興味ない。
だからオヤツやオモチャで気を曳けることはあんまりない。
最後はお母さんの怖さしか、ないんだよ。(怒ったお母さんは怖い)って。
だから叱るときは真剣に叱って。ダメなんだって伝わるように。」

途中でイオスはすぐに呼び戻しされるとわかってきて
「じゃあ行かないです」とくっついてくる。
リンク脇にゆっくり歩いて(コレが重要らしい)、誘導。
ついつい他のわんこの匂いに夢中になってしまう単純なヤツ。

何度も繰り返すうちに、なにやら、嬉しげに来るようになった。
よくわからないが、なにやら・・ゴマすり顔だ。

そして・・最後に母、本日、一番キツク注意を受ける。
だけど、フライボールで感じた疑問に「!」が見えたような気がした。

最後にリードをつけようとした母。
傍でウロウロしていたイオスの首輪をいきなり掴んだのだ。
先生、間髪入れずに
「なんで、首輪掴むの?犬は・・特にイオスは
首輪掴まれるのキライでしょ。上からワッと来るものキライ。
だから、今みたいに逃げようってよけるでしょ。
無理やり引っ掴んで、嫌いなことされたら、呼んでもこない。
「つけ」で横に座らせて、リードつければ
首を掴まれないから逃げないし、傍に来るのも嫌がらない。
イオスはちゃんと「つけ」ができるんだから、
「つけ」をさせてリードをつける。必ず、「つけ」をさせること」

母、イオスにごめんねと心で詫びて
「つけ」をして、ジッとしているイオスにそっとリードをつける。



先生・・・・ちゃんと「つけ」を始めて習った時に説明して~~と思ったけど、
(なぜ必要か聞かなかったのも悪いんだけど・・)
(そんな、考えで「つけ」を徹底してたのか・・・)と納得できた。
「つけ」は威圧的にイオスを支配するためなんかじゃない。
イオスと母がお互いに「嫌な思いをしない」で
意思疎通を図るための大事な言葉。
フライボール講習会で
「つけをさせたり、服従させて萎縮させないで」といわれて
混乱したし、納得できない気がした。
なぜ「つけ」をしてきたか説明もできなかったから
「服従」という言葉が人間→犬の威圧的なイメージで使われたことに
「なんか・・なんか・・・違う」の気持ちが先走っていた。

「おいで」だけで、リードがつけれることに異論があるわけではない。
出来ればいいと思う。
「褒められて嬉しい状態」が
イオスには「つけでリードをつける」ことなのだから、
速攻、「萎縮させる=服従」と違うということ
走り込んできた犬を確保するためなら「つけ」でも「おもちゃ」でも
なんでもいいんではないか?ときいてみよう~。

「ダメ」も同じだ・・
母はそうしてほしくないという母の意志を伝える言葉である。
お母さんコワ~~イはあるけど、「萎縮した服従」とは違うんだって
まぁ・・理想を語れる気がする。

「服従」って言葉は使う人(立場)でビミョウに違ってるんだと
今回、一番のお勉強でした。。。





4 件のコメント:

teru さんのコメント...

雄犬は特に頭付近は警戒するよね。
太郎も首輪はだめです。
犬をしつけるにあたり
理想は服従ではなく
人のコマンドを無理なく聞いてくれる
お互い疎通して生活できることだと思うので
アジリティだから駄目でもなく
訓練所だから駄目ではなく
先生もそれは求めてないように感じました。
フリスビーもそうだけど
上手にキャッチできると褒めてもらえて
楽しくて「もっとやろうよ」って犬が求める。
原点はそこにあるような気がします^^

パウ母 さんのコメント...

わが心の師と崇めているたび介さま&イオス様!さすがです。 わたしにも「!」です。 先日認定会で見たワンコ達は、服従するのが楽しそうに見え、 褒められたい一心なんだと思いました。
絶対的な信頼関係なんですよねー。 なんて犬の世界は深いの?? ウチも師匠に追いつけるように頑張ります(^O^)/
最後の居眠りしてるイオス君はホントにカワイイ!!

タビ介 さんのコメント...

teruさん
「お互い楽しくやろうよ」
スクールの生徒さんが雑談中に自分の犬に言った言葉がこのところのイオスと母の合言葉です~

タビ介 さんのコメント...

パウ母さん
寝顔って最強ですよね。
心の師??反面教師なら自信あります!
「お母さんの笑顔は最高のご褒美」ってなればいいなぁって思いますが、今はまだオヤツが魅力的かも。